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研修コンテンツ「JAPAN+D SCHOOL」を公開しました

みなさん、こんにちは!JAPAN+Dの橋本です。
私は、2017-2019年にかけて、国家公務員として初めて美術大学院(米国パーソンズ美術大学)に留学し、政策立案へのデザインアプローチ導入を研究し、帰国後は特許庁デザイン経営プロジェクトの推進やJAPAN+Dの立ち上げに関わってきました。

今回JAPAN+Dでは、省庁や自治体等の行政職員の皆様に向けて、政策立案へのデザインアプローチ導入の考え方を、オンラインで自分のペースで学べる研修プログラムである「JAPAN+D SCHOOL」を公開しましたので、ご案内させていただきます。

研修プログラム JAPAN+D SCHOOLの流れ

このプログラムでは、JAPAN+DのValuesである「探索」「問い」「共創」 「改善」「実装」に沿って全6章の動画コンテンツを提供しています。

JAPAN+D SCHOOL 全6章のコンテンツ

例えば、デンマーク政府機関で、デザインアプローチを政策立案に導入するイノベーションチームを率いていたクリスチャン・ベイソン氏など、全9名のデザインアプローチの実践者が、人に寄り添うやさしい政策づくりを行うためのスキルやマインドセットを解説しています。

0章ONBOADINGの講義より

さらに、本プログラムの学びをより実践的に活用してもらうため、政策デザイン演習シートを提供しています。受講者が自らの政策づくりに携わる際にも活用できるツールの提供を目指しました。

2章 問い 〜問いは人への共感から〜の演習シート

例えば、「2章 問い 〜問いは人への共感から〜」の章で提供している演習シートをご紹介します。担当する政策の想定ユーザーが普段見ていることや考えていること、行動や願望などを、具体性を持って書き出し、その中から潜在的な課題を気づきとして特定するために用います。
演習シートのダウンロードはこちらから可能です。メールアドレス等ご登録いただきますと、今後、JAPAN+Dと連携した政策立案ワークショップの実施など、情報提供やご相談のご連絡をさせていただく場合があります。
動画は1章あたり30-40分ほどの長さで、演習シートも自分で取り組みやすい内容に工夫しました。是非、少しずつご視聴いただき、自身の政策や公共サービス立案にお役立てください。ともに人寄り添うやさしい政策を創っていきましょう!

JAPAN+D SCHOOL 各章内容紹介

各章の動画をご覧いただくには、ご覧になりたい章の各画像をクリックしてください。

講師:クリスチャン・ベイソン(デンマークDDC)氏/石川 俊祐(KESIKI)氏
テーマ:なぜ政策の中にデザインアプローチが必要なのか
講師:岩嵜 博論(武蔵野美術大学)氏
テーマ:未来のありたい姿を描く(マクロ・ミクロの視点/事例)/未来の描き方
講師:石川 俊祐(KESIKI)氏/中村 寛(多摩美術大学)氏
テーマ:本質的な問いの重要性/人類学から学ぶインサイトの導入
講師:市川 文子(リパブリック)氏
テーマ:政策のステークホルダーを巻き込む
講師:マイルズベニントン(東京大学)氏/大貫 冬斗(KESIKI)氏
テーマ:プロトタイプとは/政策におけるプロトタイピング事例
講師:九法 崇雄(KESIKI)氏/橋本 直樹(JAPAN+D)
テーマ:社会と関係性を構築するためのストーリーテリング/特許庁 I-OPENの事例
政策デザイン演習シート ダウンロード

橋本 直樹(はしもと なおき)
兵庫県生まれ。東大法学部卒業後、2010年より経済産業省勤務。国家公務員として初めて、美術大学院(米国パーソンズ美術大学)に留学し、MFA(美術学修士号)を修了。これまで、クールジャパン政策や知的財産政策等の行政分野や、デザイン経営の推進や、デザイン手法により政策立案を行うJAPAN+Dの企画・運営に携わる。その他、政策へのデザインアプローチ浸透を目指す団体であるSTUDIO POLICY DESIGNやPolicyGarageを立ち上げ、武蔵野美術大学政策デザインラボ協力研究員に着任する等、行政組織の内外から、デザイン手法の実践・普及を行う。